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1 タントラ・ヨーガ
...解脱の成就に全生命を賭け、揺るぎない絶対的な自由無礙の境地を得る。しかし目的の成就には、偉大なるグルの存在は不可欠である。なぜなら最後のマハームドラー・イニシェーションは、直接グルによってしか成し得ないのだ。
...最高のシッシャも最高のグルによってしか、成就はない。これは臨済義玄のいう「四賓主」のうち、もっとも理想的な人間と人間の関わりであるし、このことは全てに通じるのである。
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2 解脱の智慧
...解脱の智慧には、普遍的妥当性と、論理的な必然性(論理的正当性でもある)とが具備されて......言葉で表せるようなら誰も修行せずに済むわけだ...
...普遍性とは特殊性ではない。一定の方向を規定すれば、特殊性を持つのである。特殊性があれば、もはや解脱とは言わない。なぜなら「解脱」とは、人類、いや生きもの全てにリアリティで共通する「在り方」である。あの人、この人で違ってはならない。日本人と外国人でそれが相反してはならないと言うことだ。
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3 思想・小論文
中高生諸君よ…天才だ!
...考えてごらんよ。勉強ばかりしてエリートといわれる人に、人間らしい温かさがあるだろうか。...誰よりも、一番苦しんでいるのは君だ。君を理解する人がきっといるはず...解る人に会ってみることだ。
禅の六祖「慧能」
慧能に好感を持てる最大の理由は、生い立ちからくる「無学で貧乏」という環境的な条件である。これには誰もが救われるような思いと希望を持たせてくれる。一般的であり、ごく大衆的な親しみと希望が持てるのである
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4 説法十住心
(説法は順次更改掲載)
中道
...厳しい修行には何の意義もない、それは中道ではない…と言う。だが真にそう言えるのか? 「空・仮・中」の思想はそんな浅薄なことではない。
業と因縁
..生きる上で、重くのしかかってすべてに関わってくる業と因縁。人間はそれに弄ばれて、苦しみもがいていく。それにどのように対処していくか? おかしくもあり、泣けるような人それぞれのその時の指針となる説法を集めた。修行者、在家者の困った時の「グル」頼み。
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