.■北巳 零著作 |
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..北巳 零著
..さとりへの道
.. ノンブル社
.. 定価: 2,500円(税込)
..体裁: A5上製
.. 総196ページ
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.. さとりへの道
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(推薦の言葉より)北巳さんがもともと深い宗教性を身につけている人ということは知っていた。そのうえ十五年ほど前のある夜、私と坐禅の話をしたのが機縁となって、ヨーガの道に入り、憑かれたように毎年インドに遊んでいることも聞いていた。
そしていま草稿を手にしてその進化のスピードに一驚させられたのである。よほど性分に合ったのであろう。いまはもうヨーガのほうが北巳さんを離さなくなっているようにさえ見える程である。
私は多くの人々がこの書を読み、そして実際に北巳 零という人に一度、出遇って欲しいと思う。ヨーガの実践も参禅と同じように師を選ぶことの方が先決だからである。
----花園大学学長・西村惠信
如来はほとばしる愛の光、すべてを優しくつつむ無量寿光の存在そのものであろう。まさに衆生を救わんとして悲願を達成した仏陀であり、この世の存在を具現する光、明知の大いなる存在光といえるだろう。それは一切の衆生に光と熱のエネルギーを降りそそぐ太陽のようであり、あるいは豊かな水と食べものを与える大河のようでもある。(本文より)
1解脱への道
幸福の原点 ●正しく自己を愛すること
自愛 ●他を愛す
与える「愛のよろこび」
積極的に他を愛する
感謝の心 ●信愛と布施
功 徳 ●執着からの離脱
三つの布施 ●その重要性
すべての現象 ●自己に起因する
調和する自浄の力
他を許すこと
煉獄と地獄
菩薩の慈悲 ●平等心と勇気
愛 ●河の流れのように
人 生 ●愛と安らぎを見つける旅
●ヒマラヤ瞑想修行
2修行の心理とイメージ
心と魂 ●神の領域
魂の主体
心と意識
習慣的なイメージ
有益な記憶
梅干とイメージの身体性
グルへの全的な信愛
イメージと心理学
コミュニケーションとしての言語
ヨーガと仏教
ヨーガの宇宙観 ●創世期のころ
真我と自性の出会い
心の作用の止滅
心の不動
瞑想と快楽神経
瞑想とイメージ
3真 理 ●四諦十二因縁八正道とヨーガ
仏 教 ●四つの真理―四諦
苦 諦〔苦とは何か〕
集 諦〔苦の生起〕
滅 諦〔苦の滅尽〕
道 諦〔苦の滅尽の方法〕
十二因縁〔縁起〕
正しい道 ●そして正しからぬ道
自性 ●その本性は苦である
八正道
^正見/_正思(正思惟)/`正語/a正業/b正命/c正精進/d正念/e正定
三諦説 ●空・仮・中
^空論/_仮諦と中諦/`牛乳とチーズ
ヨーガと三諦説
業とは何か
業の本質
真理とは何か
4法話・質疑応答
友 人/グルに帰依する/宿命と運命
生と性についての見解/「気付き」と「悟り」
解脱と超能力/神について/禅とヨーガの関係
魂について/中道について/死生観/マントラについて
仏法とは何か/親切と愛の次元/自由を下さい
おわりに―聖者サダーナンダ師との出遇い